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2006-02-15

ブロードバンド試写会 「忘れえぬ想い」

指定された時間にサイトにアクセスしてパスワードを入力すると視聴できるというブロードバンド試写会というは初めての経験である。

うちにはラップトップしかないので、とりあえずテレビに出力して視聴。


映画忘れえぬ想い


シウワイは、ミニバスの運転手をしている婚約者のマンを突然の事故で亡くす。最愛の人を失い悲しみに暮れるが、結婚に反対されていたこともあり、マンの連れ子のロロをかたくなに手放すことを拒否する。まるでロロを手放すことが今までの全てを否定されるかのように。

家族や周りの手助けをかたくなに拒否しつつ、生活のためシウワイは彼が残したミニバスを修理し、運転手として生きていこうと決心する。しかしただでさえ運転に慣れない女の細腕では過酷なミニバスの運転手稼業はつとまるわけもなく、借金だけが増え、精神的そして肉体的にも追い詰められていく。

そんな中、マンの同僚で事故に居合わせたファイは最後を看取ったという責任感から彼女をなにくれとなく気にかけていたのだが、次第に彼女を放っておけない気持ちになる。けれど、彼にもシウワイと同様、今も“忘れえぬ想い”が胸のうちにあって・・・。


正直な話、パソコンからテレビに出力して見ているとなんだか日常を引きずってしまって、普通の試写会ほど気を入れて見るというのがなかなか難しい。つい飲み物だ、トイレだ、片づけだ(その日はその後来客があったので)と家の中には気が散る原因は山のようにある。

もしかしたらきちんと見たときと印象が違うのかも知れないことは最初にお断りしておく。


現在、アジアの大作「PROMISE」に真田広之と出演しているセシリア・チャンが痛々しいまでに亡くしたものにしがみつく不器用な『女の子』を演じている。

結構濃い顔立ちのラウ・チンワンは、日本人にはあまり受けそうもないが中国ではかなり有名らしい。実際に演技は非常にうまく、押さえた演技でも滲み出てくるものがある。

映画自体は地味でもこの二人の役者の存在感だけで充分過ぎるほどだ。


シウワイにとって、亡くした婚約者は全てだった。だからこそ、彼を失いたくなくて彼女はかたくなに生きようとするが、その激しさはこっちまで辛い気分になるくらいだ。正直、ラウ・チンワン演じるファイのように途中で手を出したくなってしまう気持ちが分かるほど、彼女は意地をはりまくる。のばされた手も、助けようとする腕もひたすら拒否し振り払う。切ないほどに。


素直になればいいのに。

そう思う人は多いと思うんだけど。

素直であることってそんなに大事なことなのだろうか。




『女の子』にとって”意地”というのは、周りが考えるよりもはるかに大きな武器だ。鎧と言ってもいいかもしれない。うまく世の中を泳ぐすべも、自分に対する自信も持ちきれない時間の中で”意地をはる”という行為はけして大人が思うほど子供っぽい行為ではなく、体の中に渦巻く様々な思いを整理し吐き出すための準備運動なのだということに、気がついている人はいったいどれくらいいるのだろう。


意地を張り続けて生きていくことはできない。でも一度も意地をはったことのない少女は大人にはなれない。強くて狡猾でしたたかであることも女の一部なら、その思いはけして避けて通れないものだから。

誰だって、男だって女だって自分の中に渦巻くどうしようもない気持ちに捕らわれたことがあるはずだ。それに負けないためには、武器を手にしなければならないときだってある。鎧をまとわなければ、きっと手段を見つける前に崩れてしまうから。

男なら、きっとプライドにしがみつく。ファイもそうだ。それしか手段はないから。

そしてその変わりに女は意地をはり、鎧の重さにもがくのだ。


ぶつかりながら傷ついて、その中でなにが自分にとって大事なのかを見つけたとき鎧は自然にはずれてくる。

ファイに対する信頼が、自然に愛に変わっていったように。そして剥き出しの自分を認識できたときに、人は一人ではけして生きていけないことに気づくのだ。



自分の腕では持ちきれないものを他に委ねることを知ったとき、誰かと生きる、ということはどういうことなのかがわかる。

様々な思いが染みついたミニバスを手放した二人は、その空いた手でお互いをしっかりと守りあいながら生きて行くに違いない、きっと。


しかしセシリア・チャンって常磐貴子に似てません?。。。

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2006-02-14

今月の映画 「マインドハンター」

それなりには見ているのに、感想アップは随分久々であります。(さぼりすぎ)

さて、そんな復帰の一本はこれ。



映画マインド・ハンター


“マインドハンター(心を探る者)”を志すFBI訓練生がやってきたのは、忠実に再現されたアメリカ都市部の町並みに無数のマネキンがセットされた、ノースカロライナ沖の孤島の軍特殊訓練施設。の街の中で擬似的に作られた殺人現場を探し当て、犯人を暴くのが最終試験。翌朝、さっそく捜査のシミュレーションが開始された矢先、第一の罠にハマッた仲間が無残にも目の前で殺されてしまう。訓練生たちは状況を受け入れられずパニックに陥るが、そこには次の殺人予告が。。。

島にいるのは、自分たちだけのはず。疑心暗鬼にとらわれたまま、次々に殺されていくメンバー達。次の犠牲者が出る時間まで正確に指定され、追いつめられていく。教官か仲間か、それとも管理官か?犯人は?



とにかくえぐい。えぐすぎる。殺してつるすどころか、液体窒素をぶっかけてぼろぼろになっていく人間とか、寝ている間に首がすっぱり切られた死体とか。それの断面ってあーた、作り物とはいえお願いだからアップで撮すのはやめてちょーだいよ。(泣)

実はこの映画は3年前に製作され、2003年の全米公開予定が延期になり、ようやく今になって公開に至ったいわく付き作品であるそうだ。確かに犯人はプロファイルに基づいて殺人を実行しているのに、殺される側のは犯人をまったくプロファイルできずに右往左往するだけ。FBI的にはちょっと立つ瀬のない感じだし、だいたいあんな軍の施設が存在していると思われた日には、軍だって結構眉を潜めそうな気はする。

出てくる人間はどいつもこいつもどこかが壊れた人間ばかりだし、FBIってああなんだと思われても困るだろう。


「ダイ・ハード2」のレニー・ハーリンがメガホンを取り、二代目バットマン、バル・キルマーにクリスチャン・スレイターにに“バレエ界の貴公子”ウィル・ケンプとキャストはひたすら豪華。なのに全員いたって出番が少なく、ほとんど役としてのキャラも立たないまま退場してしまう。最終的にはほぼ若手メインでストーリーが展開するのもなんだかもったいないところである。

舞台劇などでよくやるひっかけなのかもしれないけど(主役級の役者がまず犯人orキーパーソンというあれね)プロファイリングをテーマにしているならば、各キャラクターのそれなりのバックグラウンドを絡めて掘り下げて欲しかったところです。


テンポはいいので、こういう話が好きな人がさらっと見るには面白いかも知れないけど、人を選ぶ映画だと思う。少なくとも血やらどろどろやらがダメなホラー嫌い(私のような)の方はやめた方が無難かと。

 

プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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