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2007-06-29

コクーン歌舞伎 三人吉三


コクーン歌舞伎 三人吉三


前々から一度は観たいと思っていた「コクーン歌舞伎」

そして、前々から一度観てみたいと思っていた演目「三人吉三」



この組みあわせなら是非観たいっ!と思ったのだが、これがまたプレオーダーにかすりもしなければ、
一般販売にもあえなく撃沈。(正確に言うと、最初の30分で売り切れたらしい)



あきらめていたところ、なぜか最終日に追加公演が行われるらしいとの情報が。
実質的には千秋楽だし、WOWWOWの中継も入るらしい。


でも残念ながら平日なんだよな~(最近は平日の終了時間は神のみぞ知る状態である)と思って、再度のショックを受ける勇気もなく、涙をのんでそのままスルーしようとしたところ、会社の子が私の嘆きを覚えていてなんととってくれたというのである。


おまけに前から四列目っ!ああ神様!!



槍が降ろうが何が爆発しようが、死ぬ気で行くぞと心から誓ったのは言うまでもない。



念願叶って観た舞台は。。。。。

とにかく演出!面白すぎ!ってか、これって歌舞伎じゃないでしょっ!?
初めて歌舞伎を観たという同行者(チケットゲットの神様)にも大受け。なによりセリフが聞き取りやすいし、これを最初に「歌舞伎」として観ちゃったら、歌舞伎座に行ったときにショックを受けるのではあるまいか。
舞台に水は流れているわ、本物の犬が舞台をトコトコと歩いているわ(おまけに子犬と成犬が使い分けられていた芸の細かさ)途中に英語のセリフはあるわ、あげくに音楽が椎名林檎ときた。
世阿弥がこの舞台を観たら卒倒すること必至である。


勘三郎さんの税金未納ネタやらNY公演ネタなどの笑いを盛り込んだサービス心てんこもり。
毎公演絶大な人気を誇るのが、今更ながらわかります。


中村勘三郎に中村福助と中村橋之助という、がっぷりゴージャス配役の素晴らしさ、笹野高史の土左衛門伝吉の格好よさ、七之助のおとせの可憐さ。
最後の大詰めの雪のシーンの美しさなど、もうこれだけで仕事を放り出してがんばって観に来たかいがあるというものだ。



実質上の千秋楽であるこの公演は全員スタンディングオベーションのカーテンコールだけでもいったい何回やったのかわからないくらいの盛り上がりだった。
音楽担当の林檎ちゃんも舞台に出てくるわ(実はそれ目当ての同行者は腰が砕けてました)、演出の串田さんの挨拶も、幕が上がる度の役者陣のサービスぶりも素晴らしかったが、

なんといっても


役の衣装のままのビリー・ザ・ブートキャンプ!!!





・・・・いやはや、歌舞伎を観て踊り狂って汗諾々、息も絶え絶えというのは初めての体験でした、はい。


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2007-06-19

今月の映画 「傷だらけの男たち」



映画 傷だらけの男たち


かつては上司と部下の関係だったベテラン刑事のヘイとポン。だが、ある事件をきっかけにポンの恋人が自殺、その時からポンの生活は一変、警察を辞職し私立探偵になり、酒びたりで自堕落な日々を送っていた。一方のヘイは億万長者チャウの娘スクツァンと結婚し、キャリアもプライベートも順風満帆だった。

そんなある日、チャウが自宅で惨殺される事件が起きる。父の死に不審を抱いたスクツァンは、ポンに捜査を依頼するのだが・・・・。




個人的にはスローモーションの多用や情緒的に過ぎる演出が特徴の香港映画は嫌いではない。

いや、むしろこれだけの男前が揃えば好きなくらいなんだけど、



頭から犯人がわかっているというのはやっぱりどうなのよ。



いくらなんでも推理小説を解説から読むような無粋さにはちょっとがっかりである。





とはいえ、香港が誇るスター、トニー・レオンと演技派金城武の美男ペア。

美しさもさることながら、もつれた糸を一本一本ほぐすようなもどかしさの中で、空虚さを抱えて生きてこざるを得なかった男たちの悲しみを見事に体現している。

これが、二流の役者だと目も当てられなかったに違いないと思うと、やっぱりこの二人の力量は凄いと思う。


相変わらず、堕ちていく情けない男を演じさせたら天下一品の金城武(褒めてます)は言うに及ばず、特に知的な犯罪者の苦悩という新境地にチャレンジしたトニー・レオンのクールな大人の男っぷり。


信頼しあう二人の言葉少ない会話。

交わす視線、そして最後の別れのシーン。



結論:

これは、美しき二人の男を愛でるために見る作品である。




以上。



ぶっちゃけ中身なんぞどうでもいいです。

まさかシナリオライターもそう思ったわけじゃないだろうが。(笑)

お願いだからディカプリオ主演のリメイクなんぞやめて欲しいわ。






名前も家族も、自分が生きてきた軌跡を全て失った少年の悲しみは、その現場を目撃してしまったからこそ悲しみの記憶と共に生きてくるしかなかった。


復讐というものはむなしいものだ。

そのむなしさを知っていても、”自分を失ってしまった”彼には、”自分を取り戻せる”最後のチャンスを見逃すことはできなかったのだろう。



けれども、そのために彼は、また”家族”を失った。

自らの手で。



取り戻した自分と今を自ら葬り去った自分。

ヘイにとって、本当はどちらでいることが幸せだったのだろうか。




過ぎ去った時間は帰らない。
ボンが新しい愛で立ち直ったように、ヘイが過去にからめ取られて朽ちていったように
立ち直るにせよ朽ちて行くにせよ、そのきっかけがなにかを犠牲にすることでしか抗えないとしたら、それはとても哀しいことかも知れない。

2007-06-10

今月の映画 「転校生 さよならあなた」


映画 転校生

中学3年になる斉藤一夫は、両親の離婚を機に、尾道から幼少期を過ごした信州に引っ越してくる。転校先の中学で幼馴染の斉藤一美と再会する。偶然の再会を喜ぶ一美は、思い出話をするが、一夫は聞く気になれない。
そんな一夫を、「昔を思い出させてあげる」と言って、幼い頃よく遊んだ蕎麦屋の水場に連れて来る一美。水を汲もうと柄杓を伸ばした途端、足を滑らせ水場に落ちる二人。這い上がった時、二人の体だけが入れ替わっていた・・・・・。



大林宣彦監督の「転校生」といえば、尾道三部作。
まだ二十歳前だった小林聡美の出世作であり、瀬戸内の尾道を観光名所に押し上げた名作シリーズとして、ある年代の人間には懐かしさをも感じさせる名作だ。

そんな作品を監督自らリメイクするということで、ハンカチを用意して(?)期待していた。





・・・・・えーと。



舞台を信州に移したとはいえ、一夫が尾道から転校してくるというのも往年のファンには嬉しい設定だし、主人公二人の演技力も素晴らしく、大林監督らしいノスタルジックな味付けも健在だ。
信州はよく行くから馴染みの場所が多くて観ていて楽しかったし、海沿いの尾道の開放感から、山間部である信州の閉塞感もよく表現されていたと思う。


しかし、オープニングにクレジットされた「未来の子供たちへ」の文字や、途中に画面に現れる短歌、そして周りに知らせずになんとかしようと奮闘する二人に比べて、あまりにステレオタイプの大人達。


あまりにもわかりやすく、テーマを言葉で説明してしまう無粋さ、ある意味あざとさまで感じたのは私だけだろうか。



そして、救いのないラストシーン。
ネタバレになってしまうが、一美が大人にならずに死んでしまうのなら、彼らが入れ替わった意味はどこにあるのだろう。
どちらが死ぬかどうかの義侠心なのか、相手に対する愛情なのか、一夫と仲間の成長なのか、そのためには犠牲がつきものだということなのか。


彼女の死によって、全てのつじつまが表面的には病気のせいになってしまう。
まるで韓流ドラマのような安易なラストは、できれば観たくなかったような気がする。




主役二人を演じた蓮佛美沙子嬢と森田直幸君の演技力は文句の付けようがなかった。特に一美役の蓮佛嬢はとても初主演と思えない男前さ。
実際に見ると小柄な美少女なのに、スクリーンではとても普通に見える。それがまたいい。
また彼女のボーイフレンド役の厚木拓郎は、さすが大林監督の秘蔵っ子というだけあって、周りの大人を喰う勢いの存在感。将来が楽しみな役者さんである。




一美の死によって、それまでの全てはリセットされ、彼らはそれぞれ旅立っていく。
彼女は思い出からいずれ過去になる。
それが”死ぬ”ということなのだと見せつけたかったのだとしたら、この映画は監督から、いつまでも子供ではいられない「未来の子供たち」へのメッセージと言えるのかもしれない。









2007-06-08

MR.CHILDRENコンサート@横浜アリーナ

会社の子に誘われて、横浜アリーナで行なわれるミスチルのコンサートへ。

 

これだけ規模の大きなコンサートは久しぶり。
アリーナ横の席も舞台に近くて美味しすぎるし(モニタが見にくかったのだけは難)横浜アリーナって通路広いのねー。めちゃくちゃ踊りやすくて満足♪

久しぶりに二時間暴れまくってすっきりしました。(笑)

(ライヴやコンサートは踊ってなんぼだと思っている私)



あー、やっぱり生はいいわー。



20070606
ブレブレだけど、満席なのわかります?
もちろん、開演前に撮ってます。


ファンというほどでもないのだけれど、ミスチルの「Any」という曲が大大大好きな私。これを一幕クライマックスでやられたときには、ついうっかり涙ぐんでしまい同行者につっこまれてしまいました。
おまけにその事実をメールで配信されてしまう始末(汗)
(今更ながら心配かけた方すみません・・・・上に書いたようにただ”涙ぐんだ”だけだからっ!)



この曲は特に歌詞がよくて、

「間違いじゃない、きっと答えはひとつじゃない」とか、ぐっと来る言葉でもってかれる方も多いと思いますが、

私が特に好きなのは



”口先だけだとしても、たまらなくうれしくなるから、僕にとってそれも真実”



というところ。

ああ、こうやって書いていてもうるうるきてしまう。(笑)





毎日生活していると、自分にとってどうかというより、どう思われたかとかどう言われたとかについ気持ちがシフトしちゃうときがあるけれど、本当はそうじゃなくて、それがその場限りだろうがどうだろうか、うれしいと思った自分の気持ちは間違いなく真実なんですよね。

誰かがどうとかそういうことではなく、大事なのは自分の心。



そういうことを、忘れないでいたいなと、聞くたびに思うのです。

そしたらきっと、いつでもどんなときでも幸せだなって思って生きていけるんじゃないかな、ね?





プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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