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2010-09-29

今月の映画 「わたしの可愛い人 - シェリ」


着物もドレスも、ジーンズも。

1906年パリ、名うてのココット(高級娼婦)のレアは恋に落ちる危機を何度も切り抜け、今は事業にも成功し優雅な生活を送っていた。
一方、彼女の元同業の友人はある打算を秘めて、問題児の一人息子シェリをレアに託す。数週間で別れるつもりが6年も二人は共に暮らすが、年ごろになったシェリに結婚話が持ち上がり、レアは動揺するのだが・・・。


25歳の歳の差、大人の女と青年の恋、ということで、
正直もっとしっとりとした駆け引きの内容かと思っていた。

・・・えーと、さすが恋の文化の方々、ためらいも迷いもなく、


さっさとくっついてます(笑)


つーか、むしろ恋には手だれのはずのレアが
わがまま美青年シェリに振り回されている感じだし(苦笑)




とはいえ、恋に落ちた人間のおろかさや情けなさを細やかに描いていて、
単なる恋愛物語とは一線を架したメロドラマにはなっている。
加えて、キャシー・ベイツ演じる、レアへの対抗心を秘めた
(?というかむき出し)のシェリの母親との心理的駆け引きが秀悦。
嫌いなのに、仲間であり、離れたいのに離れられない。
そんな微妙な人間関係の苦味が見事にスパイスになっていたと思う。


まずは老いを自覚する女を演じたミシェル・ファイファーがすごい。
個人的にはいまだ充分美しい女優さんだと思うが、
老いに対する恐怖、でもまだ自分に価値があると思う自負、
それによって素直になれないプライドと母親的な愛情の示し方を
せずにはいられなかったおろかさを円熟の演技で見せている。


ルパート・フレンド演じるシュリは
ただ巨大な存在である母親に代わる「やさしい母親」が欲しかっただけなのだろう。
そこにいてくれる、無条件に自分を愛してくれる、そんな都合のいい存在。
けして正しい愛情ではなく、もらうことだけしか意識にない甘え。
でなければ、戻ってきたレアを見て安心して新妻のもとに戻ったり、
あれだけ恋焦がれたレアを再び手にいれたのに、
彼女に母親を見てショックを受けたりはしなかったはずだろう。

彼女の幸せなど考えず、ただ自分が幸せになることしか考えていない。
おろかで幼すぎる存在。
だからこそ、可愛く愛らしい存在なのだろう。


確かに美しいけど、ああいう男が魅力的って・・・私にはわかんないなー(苦笑)



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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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