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2010-11-07

りんご 木村秋則物語@テアトル銀座


チケットを頂いたので、久しぶりの現代劇。

木村秋則さんという方は全然知らなかった。
無農薬でりんごの栽培をすることに世界で初めて成功したということだが、
そもそも素人にはりんごを無農薬で栽培できるということのすごさがわからないのだから
そうなんだ、という事実を認知するのみ。

舞台を見て、初めてその苦労を理解するようなものだが、
それでも農家が十年以上収穫がないということがどういうことか位はわかる。
収入がないということはもちろん、農業は集落があっての産業でもあるから、
理解を得られない苦しみも含めてその苦労は想像を絶するものだったろう。


そんなあれこれの苦労をさらりと描いたこの舞台は
たぶんりんごの無農薬栽培の話ではなく、家族の愛と信頼物語なのだと思う。
無収入で貧困を極める木村家の仲良さと信頼度は見ていて胸を打つし
成功しているはずのアキノリの兄の家族は崩壊の一途をたどろうとしている。
比較すればアキノリの兄の方が幸福なはずなのに、そうではない。


昔なにかで、カップルは未来を語れなければ壊れてしまうものだと読んだことがある。
今よりも未来、その夢を共有することは、人の心を豊かに強くするものなのかもしれない。


舞台の中でミチコが言う台詞には深くうなずいてしまった。

「前は私の首や腕がかぶれていないか、よく布団をめくって確かめていてくれた、
あれがある限り、私はなんでも大丈夫だと思えた」

誰かに愛されること、気にかけてもらえること
それは人を思った以上に強くする。
自分が存在する意義、そしてそれが誰かのためになること、
人は多分それを実感したいがために生きているのだから。


サトエリの演技力は前から定評があるが、
正直どうかと思ったV6の長野博もなかなかで
周りを固めるベテランの演技も過不足なく
ちゃんと甘みが詰まったりんごのようないい舞台でした♪


りんご 木村秋則物語
http://ringo-stage.com/


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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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