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2011-01-26

今月の映画「私の愛、私のそばに」


着物もドレスも、ジーンズも。

原因も有効な治療法も見つかっていない難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患うジョンウ。唯一の肉親である母親が亡くなった日、ジョンウは幼なじみの葬祭ディレクターのジスと再会し、恋に落ちる。一年後、結婚式を挙げた二人の新居は病院。ジョンウはスプーンを握ることも精一杯だが、いつもそばで見守ってくれるジスのお陰で、誰よりも闘病意志は強い。しかし、ジョンウの状態は悪化の一途を辿り、日々、変貌していく自分の身体を受け入れ難い。ジスの優しさにさえ冷たくしてしまう。そして絶対避けたかった言語障害が始まり・・・


途中、葬儀社同僚にジスが言われる台詞。

「それは愛じゃない。お前の自己満足だ。」


韓国では究極の夫婦愛の物語として大ヒットを記録したらしいが、
考え方の違いなのか、私もこの台詞と同じことを感じた。

不治の病気に冒されていることを承知で、そばにいて欲しいといえる感覚は
直るという強い意思があったとしても、相手の人生を深く侵しはしないだろうか。
経済的にも、精神的にも。
相手の幸せを本当に考えたら口に出せない愛情もあるのではないだろうか。

逆に故人を清めるという、韓国版”おくりびと”を生業とするジスは
自分が汚れているという思い込みとコンプレックスのさいなまれている。
その思いを「世界一綺麗な手」と救ってくれたジョンウをささえたいと思う気持ちはとてもよくわかる。
しかし、自分の救いのためだとしたら、
結果的に自分のためだとしたら、
(実際にそんな台詞もいくつか出てくる)
それはやはり愛情よりも執着でしかないのではないだろうか。


とはいえ、そういう情というか思いやり、広い意味の愛情は確かに存在する。
誰かがいてくることで強く生きていけるということも、確かにある。
夫婦愛かどうかはわからないし、いろいろな考え方はあるとは思うが
確かに深い人間愛の物語のひとつではあったのかもしれない。


極端に体重を落として挑んだというキム・ミョンミンの静かな演技が秀悦。


演技介護をする側の絶望や心の闇もかなり細かく描かれていて
リアルにその立場になった方々の本当にまでは迫れないにしろ
介護に関するたくさんの問題の片鱗を感じることもできる作品だと思う。




夫婦愛の象徴ということで、元首相の鳩山夫妻が会場にいらしてました。
あれだけ叩かれた方ですが、こういう場だとちゃんとアイドル的な扱いで皆がちらちら見るのが面白いです。

http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2011/01/9898/

実は奥様がゲストの試写会は二度目。
なんか縁があるんでしょうか(笑)
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hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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