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2011-03-28

今月の映画 「SP 革命篇」

 
着物もドレスも、ジーンズも。

着物もドレスも、ジーンズも。

テロリストとの死闘から二ヶ月。負傷から回復した警視庁警護課第4係のメンバーは、要人警護の通常任務に戻っていた。それぞれの警護対象者の車に乗り込んだ彼らは、麻田内閣不信任案の採決が行われる国会議事堂に集まる。国会議員たちが次々と衆議院棟・本会議場に着席していく中、来るべき事態をかすかに感知しはじめる井上。そして麻田内閣の行く末をマスコミが注視する中、いよいよ本会議がスタートする。だがその一方で、衆議院議員会館に人知れずテロリスト集団が到着していた・・・。


野望編であれだけ語ったというのに、ええやっぱり見に行ってしまいましたよ、革命編。

知らなくてもかろうじて問題ないとはいえ、
直前のドラマスペシャルとつなげたセリフや設定など
これだけあざといともう感心するしかありません。
いやもう、フジテレビ、なにかまっとうなものを捨てましたね(笑)

しかしそんなフジテレビのスタンスを補ってあまりあるアクションシーンと内容。
岡田君もすごいけど、他のキャストのアクションもすごいです。
国会議事堂を占拠するために孤立化させる手法もリアリティたっぷりで
物語という意味でも、魅せるという意味でも2時間があっという間でした。





結果的に尾形の不可解な動きは、伊達と共謀した個人的な復讐でしかなかったということで
大上段に構えたお題目の割にはお粗末な内容ではあったけれど
父親を殺され、それを目撃したというショックを忘れ切れず時間を重ね
どうにか決着をつけたいと思いつめてしまった気持ちも理解もできるよう気がする。

個人の目的のために、国を巻き込んだのはたまたま彼らの環境がそうであったからなのか
国を救うという目的ですり替えた方がやりやすかったのかどうかはわからない。
(確かに人や資金は集めやすいような気はする)
ただ、個人のためではないという意識でなければ動けなかったとしたら
その純粋さは悲しいし、愚かだったといってもいいような気がする。

そういう意味では、伊達の方が人生に適応していたということかもしれないが。
とはいえ、あれはあれで悲劇的な人生であったことには変わりないのだろう。


テロリストと呼ばれる人々の気持ちはわからない。
ただ、ひとつだけ気になったのは、尾形はそれなりの年齢に見えるが
一度でも誰かを愛したことはなかったのだろうか。
愛して愛されて人生の先を見るということを、したことがなかったのだろうか。
誰かと生きて生きたいと思ったことはなかったのだろうか。

孤独は過去に心を縛り付ける。
もし、彼がずっとああやってずっと、ただ目的のために孤独に過ごしていたとしたら
他人など邪魔だと言い聞かせて生きてきたとしたら、ただひたすらせつない。



最終章ということで、今までの謎に対する答えもあちこちで語られたものの
はっきりした答えでなく映像でしか提示されず、
あいまいなラストシーンもあいまっていろいろな憶測が飛び交っているらしい。
続編の可能性も根強いみたいだけれど
私はこの作品は日常に潜む危険についての警鐘という意味で終わっていいと思う。

尾形や伊達のような人間はどこかに必ずいる、
それを意識するだけできっとなにかが変わると思うから。


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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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