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2005-10-19

江戸時代の博物誌

国立国会図書館特別展へ友人と出掛けてきた。
テーマは「江戸時代に描かれた動物・植物」、簡潔に言えば江戸時代の○○図鑑のたぐいを一同に集めた、というもの。どちらかというと、博物館より美術館が好きな私だけれど、こういう”絵”的な展示物は大好物。想像以上に充実した展示をほくほくと回る。


さすが国立国会図書館と言うべきか、展示されているあれこれの説明書きも充実していて興味深い。例えば斑入りのモノはえらく珍重されてそれのみの図鑑が作られたとか、ヒマワリは花が大きいので下品だと言われていたとか、印刷のない昔は”写し”が基本だけど、副写本のタイトルは好き勝手つけていたらしいので中身が一緒でタイトル違いの本がたくさんあるとか、思わず「へぇ~」ボタンを連続で叩きたくなるようなことばかり。
斑入りのものが珍重されたなんてのは、オランダなんかでもよく聞いた話である。どの時代、どこの国なんていうのは関係なく、人間は珍しいもの、人に見せびらかせるものに弱いという見本みたいな話かもしれない。

ちなみに斑入りっていうのはいわゆる病気のものがほとんどなので、子孫にまったく同じ現象が出ることはまずない。オランダのチューリップ・バブルなんてのは、このあたりが大きく関係しているのです。


もうひとつとても面白いと思ったのが、いわゆる「和名」。正確には”たぶん名前もよくわからないけどとにかくイメージでつけてみました”的な『呼び名』のバラエティの豊かさである。

例えば

班車魚 =マンボウ
火海月 =ヒクラゲ
ウドン海月 =ユウレイグラゲ
草鞋貝 =カキ
ピイチイ =コシジロヒヨドリ
類違音呼 =オウム
火食鳥 =ダチョウ
黄雀 =マヒワ
小蝶花 =パンジー
凰梨 =パイナップル
ゲゲバナ =レンゲ


・・・どうです?読めなくてもどんなものなのかなんとなくイメージできるでしょ?
改めて並べてみると、どれもなかなかのセンスである。



こんな催しが無料で見られるなんて、恐るべし国会図書館。あなどれん。


国立国会図書館「描かれた動物・植物」

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hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
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