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2011-06-26

今月の映画 「プリンセストヨトミ」


着物もドレスも、ジーンズも。

着物もドレスも、ジーンズも。

7月8日金曜日、午後4時――大阪が全停止した。遡ること4日前の月曜日。東京から大阪に3人の会計検査院調査官がやって来た。鬼の松平、ミラクル鳥居、そしてハーフの旭ゲンズブール。彼らは順調に大阪での実地調査を進めていくが、財団法人「OJO(大阪城跡整備機構)」に不信な点を感じる。だが、徹底的な調査を重ねるも、経理担当の長曽我部にのらりくらりとかわされ、諦め始めた鳥居も「これでOJOが嘘をついているとしたら、大阪中が口裏を合わせていることになりますよ」と不満をもらす。そのとき、松平の脳裏にある考えが閃いた。意を決して再びOJOを訪れた松平の前に現れたのは、お好み焼き屋「太閤」の主人・真田。「私は大阪国総理大臣、真田幸一です」・・・・。


奇想天外なうえにはちゃめちゃな展開、濃すぎるキャラクターが満載な割に、
すんなりと見れるのは鬼才万城目学の作品だからだろうか。
普通は大阪城の下に国会議事堂があるなんて言われたって想像だってできないのだが
そんなことももしかしてあるのかも、と思わせられてしまう勢いが確かにある。

とにもかくにもキャラクターが一癖もふた癖もある人物ばかりなのだが、
面白いことに妙にリアルで人情満載、誰もがしっくりとした存在感を放っている。
特に真田を演じる中井貴一は、さすがの一言、
この役はたぶん彼しかできないのではないだろうか。

実は「鬼の松平」を演じる堤真一を目当てに見に行った私、
もちろん彼の演技力もすごかったのだが
(あれだけ表情のない役で存在感を放つのは相当なものだ)
それでもこの映画の中のMVPは確実に中井貴一だったと思う。

この二人のタッグだけでも相当な見ものなのだが、脇を固めるキャラも秀逸。
ミラクル鳥居の綾瀬はるかはどう見ても地じゃないかという気もするが(笑)
旭の岡田将生の若いいちびり加減もいいし、
真田をはじめ、笹野高史演じる長曽我部や蜂須賀など
ちゃんと歴史に基づいた名前であることにもにやりとしてしまった。


いじめや性同一性障害のような現代の問題点を盛り込みつつも
機能停止ったって観光客や出張者はどうするんだ?とか
そもそも女たちはどこへ?とか
存在を知らない大阪人はどうするのだとか、
地方にいる大坂人はどうなるのかとか、
父親が長生きしたらどうなるんだとか
嫁に来た関東の人間は徳川家とみなすのか、とか
突っ込みどころは満載以上に満載すぎて完全なるほら話なのだが
それを含めてほろりとしたり泣けたり、もちろん漫画的な笑いもあって
いい意味で鑑賞感がすっきりさわやかな作品だと思う。


グリコのネオン、道頓堀、ビリケンさん、中之島、梅田の陸橋、新世界、府庁、大阪城。
大阪の名所はきちんと網羅し、食べ物もお好み焼きにたこ焼きに串カツと
関西人としてはそれだけでも結構楽しめる。


しかし、どうどう考えても串カツのソースのつけ方が足りませんな、会計検査院のお三方。
二度漬け禁止なんだから、そんなにお上品に食べてちゃだめやで~(笑)






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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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