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2006-03-12

フランス近代絵画展


フランス近代絵画展


チケットをもらっていたのになかなか行けなくて、結局最終日に滑り込みセーフ。

思った以上に見応えがあって面白かった今回の展覧会。
目玉はかなりの数が出展されているルノアールだったみたいだけど、個人的によかったのはドガ。

彼がかなり熱心なアマチュア写真家であったことはよく知られているけれども、そのせいか彼の絵、特にデッサンはかなり『フィギュア』という事が意識されている気がする。
ゴッホなどもかなりの数のデッサンを残していて、いかに写実的に(というか自分が見えているとおりに)描くかを苦心していた傾向が伺えるけれど、ゴッホが描いたものをできる限り『現実通り』にしようとしていたのに対して、ドガの場合は(モチーフが踊り子などであることも影響していると思うけれど)その現実をいかに『芸術的に美しく』昇華して表現するかを考えていたような印象を受ける。
あくまで私個人の意見ではあるけれど。

もうひとつ、彼の絵を見ていて思うのが、踊りを生業とする人々にしても、思いがけず骨太でしっかりした体をしていたのだということだ。
バレエなどはいかに”神に近づくか”という事が主題で、トゥシューズで立つのもそれだけ天に近くなるから、という冗談(本気?)があるくらいだけど、今のように顔が小さくてきゃしゃなダンサーばかりではなかったとしたら、技術も照明も舞台美術も確立しきっていないその時代、うっとりするくらい美しく見せる為にはどのくらい努力をしていたのだろうと思うとなんだか感慨深い。


向こうに住んでいたこともあって、やっぱり見たこと行ったことがある場所が多いフランスの風景というのが馴染みやすかった原因だと思うけれど、特にモネの連作「ルーアンの大聖堂」はとても懐かしかった。
ルーアンというと、マリー・アントワネットの首飾り事件くらいしか思い浮かばなかった私が、ドライブ旅行の途中によったルーアンで見た朝日の中の大聖堂が素晴らしく美しくてびっくり感動したことを思い出す。ただ、個人的には色のイメージは黄色っぽいオレンジの光だったので、どうしてピンク?という気持ちもあるんだけどね。(笑)


印象派から野獣派まで、この頃のフランス絵画は一番面白い時代だと思う。”記録=写真替わり、から表現=絵に”変わっていった時代とも言えるし、色々な手法が「それもあり」と認められた時代でもあったと思う。(ルドンの目のシリーズなんて、ほとんど現代の漫画の世界だ)
その変化をうまく見せていたという意味でも、今回の展示会は構成もなかなかよかったと思う。ただ一方通行を逆行しようとすると難しい順路レイアウトはいまいちだったけど。(あれをもう一回見に戻ろうっていうのは、結構あるんじゃないかなあ・・・って私だけ?)




それにしてもセルビア・モンテネグロって国名すぐに出てきますか?
私は駄目でした・・・・。(苦笑)


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hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
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