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2006-05-07

桜さくらサクラ・2006

絵を好んだ祖父や父の影響で子供の頃から美術館や展覧会のたぐいには慣れている。が、ほぼ十割近くが西洋画で日本画というものを意識した記憶がほとんどない。
当然頭の中は白紙に近いし、代表的な作品を見ても「なんか見たことあるかも(教科書の中で)」くらいのことしか思い浮かばない。


とまあ、ここまで書いて「日本画って?」という疑問がふと湧く。個人的なイメージだと水墨画みたいなモノクロの世界とか掛け軸みたいなイメージだけど、調べてみると(狭義では)岩絵の具や泥絵の具と呼ばれる日本独自の方法で精製された色材を膠(動物の皮や骨から作られた接着剤)で溶いた絵の具を主に使って描かれた絵画のことを特に指すらしい。
結構びっくりしたのが水墨画や浮世絵とは異なるジャンルとして定義されていることだ。うーむ、あれって日本画と言ったらいけないのか。(汗)
まあ、広義ではいわゆる日本で作成されたり、日本人が描いたという意味合いでも使われているらしいからあながち間違いではないのだろうけど、うーむ意外。


話を戻してその私的にはまったく無知な”日本画”の中で名前と作品が一致する数少ない画家が横山大観。海外でも評価が高いこの人の「夜桜」が今回展示されているというので、一度生で見てこようと重い腰を上げたというわけなのだ。



ああ、導入部分長すぎ。



さて、日本の心とも言える『桜』をテーマにしたこの展覧会、想像以上に展示作品も多く、また同じモチーフばかりじゃ飽きるかもという予想に反して楽しめた。(このあたりやはり”日本画”とひとくくりにイメージしていたのが理由だろう。考えてみれば海外の美術館なんて下手したら宗教画一色だったりするもんな。(^^;))
名前では思い浮かばなくてもああこの感じ見たことあるなあと思う作品、全然知らなくても「好きだなあ」と思える作品と、色々発見も多かった。速見御舟や西郷狐月などは今回初めて名前を意識したけど、他の作品も見てみたい。


目的であった横山大観「夜桜」はかなりイメージと違った西洋風ダイナミックだったのには正直がっかり。いや、絵としては大変素晴らしいと素直に思うが、私は男性的なのに繊細さを持つ彼の作品が好きなのだ。作成された背景を知ると確かに仕方ないのかと思うが、色合いといい構図といい、ちょっと洋風というか白人の目を意識しすぎの感があったように思う。
まあ、よく考えたらあれだけのサイズの大作は縮小された写真くらいでしか見ないのが普通だから、実サイズだとかなり印象が変わったのもあるんだろう。もう一つ出展されていた小作の方が自分のイメージに近くて好みだった。


桜といっても種類は多いが、お花見でおなじみの染井吉野より垂れ桜や八重桜が多かったのも意外だった。やはり絵にするにはフィギュア的なものが重要視されているのだろうか。
同じように夜桜がテーマというのも多かった。確かに暗い中に浮かび上がる桜は綺麗で幻想的だけど、これが夜一人の部屋に飾ってあったらちょっと怖いんじゃないかしらん。(笑)



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hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
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