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2011-12-24

「アルプスの画家 セガンティーニ−光と山−」展@損保ジャパン東郷青児美術館


正直最初に名前に覚えがなく、誰?と思ってしまったのがショックだった。

子供の頃から絵は好きだったし、ヨーロッパ在住時も、日本へ帰国した後も
特に洋画が相当な量を見ているはずで、
少なくともピンで展覧会が開催されるような画家なら名前自体に聞き覚えがないなんて、
自分的にはありえなかったから。


実際に見て初めて「ああ、このタッチの人か」と合点がいった。
確かに見たことがある、けれどもそんなに大々的にピックアップされているのも覚えがなく
いろんな美術館に1枚2枚と数枚あって、
でもその光の表現は非常に印象的で、”覚えがないのに”印象深い画家だったのだ。


光を操った画家で有名なのはレンブラントだけど、この人の作品も相当独特だ。
近寄って見ると混ざり合わない色の洪水なのに、
少し離れてみるとそのコントラストがまるで写真のように写実的な画となって現れる。
印象派で流行した点描画に似ているけど、独自の色彩分割技法はもう少しパーツが大きく
そのせいかさらにコントラストがはっきりとして、
そうだ、確かにあちらの大陸でさんさんと照らす太陽の光とまぶしさはこんなだったと
懐かしいようなすがすがしいような思いでふとにっこりしてしまう。


41歳の若さで山で亡くなった彼は、だから伝説になってしまった面もあるみたいだけど
私は妻も子供も持ちながら、それだけ製作に打ち込めるという環境が存在した
その時代の「絵画」というものに少し思いをはせてしまった。
つまりはスポンサーがいて、彼らの援助によってひたすら創作活動をすることが可能だったわけで
そこにはある意味社会のえぐさや自分プロモーションというような面とは切り離されてはいまいか。

ましてやセガンティーニはアルプスという山へ移住してしまっているわけで
彼の絵のすがすがしさはもしかしたらそんな純粋な心が生み出したものなのかもしれない。
だからとても懐かしいのかもしれない、と。



美術館のある42階からは東京タワーもスカイツリーもよく見えました。
しかし一枚に入りきらず。無念。


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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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