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2012-05-02

今月の映画 「Black & White/ブラック&ホワイト」


CIAの凄腕コンビFDとタックは、家族同然の親友同士。
ある案件で闇商人の取引現場を抑える極秘任務でターゲットを逃走させてしまった二人は、
謹慎処分になってしまう。そのうえ別れた妻にデートする相手がいることを知ったタックはすっかり意気消沈してしまい恋人紹介サイトに登録。そこで知り合ったローレンとデートするが、彼女の聡明さにすっかり気に入ってしまう。
一方、FDRはレンタルビデオ店で美女を見かけいつも通りナンパをするが、うまくかわされてしまう。思い通りにならない相手につい本気になってしまうFDRだが、なんとその女性はローレンだった。
紳士的で誠実なタックとワイルドながらロマンチストなFDRにローレンの心は揺れ動き、ついつい二股をかけてしまう。ところが、とある出来事でFDRとタックはお互いの恋人が同一人物だと知る。ローレンを我がものにするべく、それぞれ“重要任務”と偽って精鋭チームを招集した二人は、彼らがCIAだとは知る由もないローレンの影で史上最大の恋の戦争を開始するのだが・・・・。






この手の話はまずは観客がさもありなんと思わせるヒロインかどうかが
唯一無二のキモなのではないかと思うのだが、
どちらかというとかわいい系でけして絶世の美女とはいいがたいウィザースプーン嬢では


「うーん。。。」



というのが正直な感想だった。



実際、スクリーンに登場した彼女は
キューティブロンドの頃から比べて格段にシワも増え(スタイルはグンパツだが)
イケメン二人が取り合うような女性にはお世辞にも見えなかった。
(ファンの方すみません)




が、そのうち「おや?」と思い出す。



彼女演じるローレンは、タックとのデートの際にも、
FDRのナンパをかわす際にも、ウィットに富んだクレバーな会話を交わす。
男性にへりくだるわけでもなく見下すわけでもなく、もう一度彼女と話したいと思うような。



それだけで彼女がどれだけ頭のよい女性なのかがわかる。
タックもFDRもあっと言う間に彼女にぞっこん本気になってしまうのが、
しみじみものすごーくわかるのだ。



そこからは俄然面白くなってくる。
確かにどたばたな職権乱用はリアリティのかけらもないし、
だいたい相手のデート(それも真っ最中まで!)を
大の大人がみんなで盗聴している図なんて滑稽以外のなにものでもない。
普通ならシラけて終わり、そんなところだろう。
しかし、大の大人が、二人も揃ってが本気で人を好きになってしまってオタオタしてしまう姿は、
上に書いたようなローレンの魅力があるから説得力がある。
偵察機や麻酔銃のような馬鹿みたいな装備を持ち出そうが、
国家の財産であるCIAで公私混同しようが、
そうするしかない彼らのいじらしさが滲み出てくるだけなのだ。



そうなると、けしてモテる女性ではない(と思われる)ローレンの
とっちらかった二股っぷりにも納得してしまうし、
(そりゃ、盆と正月がいっぺんに来たようなものだよな)
女友達との下品な会話を見ているにも関わらず、
彼女がとびきりのいいオンナに見えてくる。
最後までハチャメチャな展開が妙な真実味を帯びてきてしまうのだ。



しみじみ女性の魅力は中身なのだなあと実感。
(いや、男性もそうだろうけども)
この結果を狙ってこんな破天荒な物語を作ったのであれば恐るべし。



クリス・パイン演じるプレイボーイ然としたFDRも
トム・ハーディ
,演じる紳士的なタックもひたすら格好よく、
アクションも少ないとはいえイケメン二人ならではで、なかなか魅せてくれる。
ラストはどう考えてもご都合主義に過ぎるし、会話もお下品(失礼)
さらに繰り返すが設定にはリアリティのかけらもないのだけれども(笑)
むしろ女性なら二人に想いを寄せられるヒロイン気分に浸って見るのもいいかもしれない。
(そういう意味では私個人の感想としては、デートムービーとしてはオススメしない)




ありえない設定に頭をからっぽにして、
ちょっとどきどきして、非日常とときめきを楽しむ。
気楽な気分で観るにはなかなか悪くない一本だと思う。






「いい男じゃなくていい女にしてくれる男を選んで」


気はいいのだろうが下品なことばかり言っている
ローレンの友人トリッシュの思いがけない言葉にはっとさせられる。
逆もしかりだと思うけど、本当に人を好きになるということを簡潔に表した名言だと思う。


彼らがああいった結果になったのは、ある意味こういうことだったのかもしれない。




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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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