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2012-05-27

KATAGAMI Style -世界が恋した日本のデザイン- @三菱一号館美術館




好きな画家は多かれど、特に愛しているのはビアズリー、ミュシャ、マグリット。
(ちなみに次点はターナーとヤン・トーロップ、クノップフ、クリムト)


印象派もシュールレアリズムもアールヌーボーも好きという節操のなさは昔からだけど、
同じく昔から、自分でもし”手に入れる”としたらなぜかビアズリーしかないと思っている。


それか浮世絵。
できれば晴信。


そして、着物はその素材である布からはまった。
文様の美しさには惚れ惚れ、時には頬ずりしたいほど(怪)



これらの我が趣味に一貫性も共通項もないと思っていたのだけど、
展示物の中にビアズリーやミュシャがあって、びっくり。


そして納得。
言われて見れば、確かに私が好きな彼らの絵の中には
着物や文様と共通する「デフォルメという文化」が描かれていることに初めて気がついたのだ。


これだけでも観に行った価値はあったなー、個人的に。





アジアの国のデザインの一番の特徴は、モチーフの巧みなデフォルメだと思う。
緻密なテクニックで細やかに繰り返されるそれらは
洋物文化で育った私たちのような目には、むしろモダンで斬新でエキゾチック。
これは日本だけの持ち味ではないし、日本もある意味真似文化でもあったりするけど
日本の手仕事には世界に誇れる細やかさと完成度と、どこか受身の静けさがある。
押し出しの強い唯一無二を真情とする彼らの「芸術」とはある意味かけ離れた
これらの「美」に白い肌、青い目の彼らが恋したのはある意味わかるような気がする。



さすが風雲児岩崎弥太郎由来の美術館、
我らが日本の型紙があって、それを真似してさまざまな芸術品が生まれたとも取れそうな
なかなかチャレンジな展示方法にはちょっと笑った。
彼の人たちの中には眉をひそめる向きもあるかもしれないが
この感覚は私は嫌いではない。



日本の型紙がこれだけ広い範囲の海外に輸出され、
多くの文献が出版されるほど広く愛されてきたというのも意外だったけれど、
それだけ愛された文化をもしこの展示のように、
自信を持って自らの文化を堂々と外に打ち出していたら
今のこの国のいろいろはまた違った様相をしていたのだろうか、なんて
楽しい夢をひと時見るのもまた一興かもしれない。





開場10分後にこの状態。恐るべしKatagami(笑)








中庭では薔薇が満開。
もう初夏ですね。


KATAGAMI Style -世界が恋した日本のデザイン-
http://katagami.exhn.jp/



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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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