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2012-05-25

キャラメルボックス「容疑者Xの献身」@サンシャイン劇場


映画「容疑者Xの献身」試写会感想
http://ameblo.jp/hijiri-info/entry-10147331168.html




どちらかというと明るく切ないお話が多いキャラメルボックスにしては珍しい悲劇。
評判も高かったので、再演の今回満を期して観に行ってみた。



役者や演出は違うけれど、ストーリーについては映画や小説と同じなので
今回あまり細かくは触れないでおきたいと思うが、
やはり舞台という生ものと映画という空間では違いははっきりするな、とは思った。



例えば、湯川が石神の恋に気がついた、たったひとつのセリフ。
映画でも確かに同じシーンはあったけれども
舞台という、ある意味アップや表情が見えにくい全体図を追っていると
あの一言の意味は、たぶん映画や小説よりも重いような気がする。



そしてそのセリフが、はっきりとは見えない石神というキャラクターを
改めて舞台上で浮かびあがらせているということも。


それぞれの役を周りが作り上げる、それが舞台というものなのだと改めて。




映画の感想にも書いたけれど、愛はお互い与え合って初めて成立する。
片方の思い込みで成立させようとすればそれはストーカーだし、
石神のような献身は一見高尚な行いのような気はするが、中身は変わらない。
一方通行の想いで相手を縛るということには違いないからだ。

その身勝手さと不器用さを自分でもわかっていて、
それでもそのような愛情表現しか出来なかった石神のせつなさは
小説でも映画でも舞台でもやはりやるせない。


けれどもそれを語り部として浮かび上がらせなければならない役割を持つ
舞台でのこの湯川が、三つの湯川像の中でもしかしたら一番せつないのかもしれないと、
ふとそんな風に思った。




ロビーにはみき丸氏も。


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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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