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2006-10-03

東京都美術館 ペルシャ文明展

歴史は古代史が好きである。
学生時代から現代史・近代史のたぐいは「歴史じゃないからつまらない(!)」などと言ってはばからず、試験の出来が”時代”によってまったく違うと先生方を嘆かせていたくらいである。
今だから白状するが、着物にはまってから江戸時代はぐっと身近になったけれど、以前は私の中では日本史は戦国時代あたりでほぼ終わってたんだよね。(笑)


これは世界史にも言えることで、やっぱりこれもヨーロッパに住むまでは十字軍くらいで終わってた。向こうなら断然、チグリス・ユーフラテス文明とかエジプト文明とかエキゾチック系が好きで、ササン朝ペルシャなんて聞くと、もう意味もなくうっとりしてしまう。(笑)
そのそのササン朝ペルシャから栄華を誇ったアケメネス朝までの美術工芸品を紹介するのがこの企画展。
そりゃー、やっぱり見てみたいでしょ、ってなわけで最終日に滑り込む。(相変わらず手元にチケットがあったりもしたし。(苦笑))


今回の目玉は「有翼ライオンの黄金のリュトン」。リュトンとは酒を注ぐための容器のことだが、後期になるとこれ以外にも見事な金細工のものが多い。
もともと前期の頃からくちばしをのばしたような水差しのようなものもたくさんあって、乾燥する地域で水物がとても大事にされたんだろうなあという気がする。
そういう金細工も確かにいいが、私は初期の土モノの方がデザイン的に素晴らしいと思う。簡素にして大胆、そしてモダン。特にこぶ牛(背中にこぶがあるあの地域特有の牛)をディフォルメしたものなんか、今のモダンデザイン博なんかに出品したってなんら遜色がないんじゃないだろうか。できれば家に一個欲しいくらいだ。


後は印鑑とか金貨や銀貨もあって、作りの緻密さといい打ち出しの細かさといい今のものとそう変わらない(いやむしろ上?)。”紀元前”ってはるか彼方昔というイメージしかないけれど、既に成熟した文化を持っていたのだなあと改めて思う。
ガラス椀など、正倉院にある瑠璃椀などと似通ったものもあり、その頃シルクロードを通って伝来したのだろうと自然に想像させてくれる。展示の方法もなかなか秀越な展示会でした。


2006-10-03

この展示会について相方が面白いことを言っていた。

「ペルシャっていうとなんかいいイメージだけど、これがイランだったらいまいちイメージ悪くて人集まらないかもねー。」

うーむ、確かに。(苦笑)
笑っていいことでもないが。


過去の御仁達も今の状態を見て眉をひそめているのかもね。


 
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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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