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2012-09-27

今月の映画 「新しい靴を買わなくちゃ」

妹に付き添って、パリ観光にやって来たカメラマンのセンは、パリに着くなり、単独行動をしたいと言う妹スズメに置き去りにされてしまう。泊まるはずのホテルもわからず途方にくれるセンは、さらに落としたパスポートを通りすがりの女性に踏まれて破れてしまい、さらに困った状況に。
踏んだ女性は、パリでフリーペーパーの編集をする日本人女性、アオイ。パスポートを踏んだために、ヒールが折れてしまったアオイの靴を、接着剤で直すセン。感謝したアオイは、困ったときのために自分の連絡先を渡す。
スズメと連絡がとれないセンは、しかたなくアオイに電話をかけ、その夜、ふたりは食事をすることになる。話がはずみ、酔っぱらってしまったアオイを、自宅まで送り届けるセン。結局、ホテルに戻れなくなったセンはアオイの部屋に泊まってしまう。
そのころスズメは、パリに住む恋人のカンゴを訪ね、久々の再会を果たすも、カンゴの態度はどこかぎこちない。
様々な偶然が重なり打ち解けたセンとアオイは、三日間の限られた時間と知りながらパリを満喫していくのだが・・・。




”恋愛の神様”北川悦吏子女史が贈る、パリを舞台にした二組の男女のラブストーリー。


ミポリンは相変わらずかわいいし(子持ちには見えない)、向井君も格好いいし
桐谷嬢は笑っちゃうくらい綺麗でキュートだし(人形みたいだ)
綾野剛はセクシーで魅力的だし、
パリの風景はどこもかしこも懐かしくて綺麗だし、



であるからして、



そんな荷物を置きっぱなしで目を離したら即効なくなるって!、とか
うっかり落とすようなパスポートの持ち方ってそもそもありえんっ!!、とか
あんな都市で夜酔っ払って歩いてるなんて危険すぎっ!!!、とか
あんなかわいい女の子が泣きながら裏町歩いてるなんて危なすぎるっ!!!!、とか
玄関開けっ放しで外に出てくって、うわわわ怖いよーっ!!!!!、とか




そういうリアルなところはまったく気にする必要はないのだ、と思う、うん。





とはいえ、なまじあっち側に住んでいた人間にとっては
ときめくよりはらはらで二時間がたってしまったことをここに告白します(笑)




ひとつだけすごくリアルだなと思ったのはカンゴがすずめに別れを切り出され
それまでのクールな表情が崩れて支離滅裂になるところ。
彼にとっては、すずめをはじめとして女性は”必ず”自分を待っていてくれるもので
(こういう自分勝手で受け身で、さらにその自覚がない男性っているいる(笑))
そうでないこともあることを”初めて”(たぶん)知っておろおろする姿、
それでも彼女を追いかけることもしないのも、またすごくリアルだった。







男性に靴を貰うって、シチュエーションうんねんに関わらず、
どこか色っぽくてどきどきしてしまうものだと思う。
たぶんアクセサリーや花よりも個人的で日常のものだから、
どこか自分の秘めた部分を見せてしまっているような
だからこそうっかり恋に落ちてしまうみたいな。





以前ananだったか、この原作が漫画になっていたのを読んだことがあって
実はそれがとても好きだった。
(とっておかなかったのをいまさら後悔している。確か絵はくらもちふさこさんだった。)


その中でセンは新婚旅行で新妻にパリで置いてきぼりにされた情けない新郎で
アオイさんは現地人と結婚したものの、相手の浮気に悩むツンデレな人妻。
そんな二人のやり取りはむしろ毒が多いくらいなのにどこかせつなくて
自分を置き去りにした妻が欲しがっていた靴を、それでも探してしまうセンと
自分をないがしろにする夫にそれでも期待してしまうアオイとの数日は
ビターなチョコレートみたいな味わいだった。



特に最後の靴をプレゼントするシーンは。




ああ、だから新しい靴なんだ、と思った記憶がある。



同じ原作でも、それに比べると
この映画はもっともっとスイートで甘くてふわふわしたケーキのよう。



けれども、それでいいのかもしれない。
好みの分かれる癖のある味より、誰でもきっと好きなやさしい味わい。
スイーツってきっとそういう、明日の元気のためのものなのだろうから。




個人的にはあんな石畳だらけの街で日常的にヒールの靴は履かないと思うけどね。


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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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