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2005-01-29

で、今月の一本 「ステップフォード・ワイフ」

Welcome to Adobe GoLive 6


映画ステップフォードワイフ

 もう一本は「ステップフォード・ワイフ」。ニコール・キッドマン主演の”スタイリッシュ・スリラー”というふれこみの一本だ。


ほえっ?スリラー?!


私をよく知っている人間ならば既知のことだけども、私はものすごーい恐がりである。外見からはまったく想像できないらしいが(ほっとけ)、簡単に言えば「暗闇恐怖症」なのだ。

うる星やつらの面堂秀太郎(あれ?漢字が違ったかな??)と同じ「暗いよー、怖いよー」のあれである。

ついで、駄目なのがスプラッター系、簡単に言えば血が飛ぶ、死体ばりばり、ゾンビがちゃららー、のあれ系は絶対駄目なのである。予告編でも見ざる言わざる聞かざるとばかり気合いを入れて目を閉じ耳を塞ぎ、同行人がいればひたすらしがみついてその時間をやり過ごす。それだけで体力を消耗することもめずらしくはない。

一緒に行った人間にとってはひたすら迷惑な奴なのである。(お前が言うな)


スリラーと名がついているだけで、そんな私には鬼門に見えた。たぶん一人ならば絶対にパスしていたに違いない。それくらい、期待していなかった。


それなのに。


・・・面白かった!ホントーに面白かった!!

大作ではない、けども秀作である。矛盾はあるしストーリーの謎は解けきっていない、けども、それをはねとばす勢いが気分いい。

特に「奥様は魔女」とか「サンダーバード」的なキッチュでお洒落な空想未来世界が好きだった人には絶対にお勧めだ。そんな人にはオープニングだけで見る価値がある、いやマジでお勧め。


ブロンドヘアを黒髪に染めて、あまつさえショートヘアにしてキリキリと余裕のないキャリアウーマンを演じたキッドマンは特筆ものだった。もとがあまりにも美しく、それを武器にスクリーンを飾っていた彼女からは考えられないくらい「ごく普通の、上昇志向ばりばりの、ストレス一杯のヒステリーな賢い女」を本物っぽく演じていた。

その他のキャストも、主役級の俳優は一人もいなかったはずなのに(と思ったらグレン・グローズとかそうそうたるメンバーだった。(汗))、適度すぎる存在感でどこか夢のような現実のような不思議な怖さをにじませていたと思う。

絶対にあり得ない夢物語ににじむリアル感。このバランスはなかなかお目にかかれない。


だたし、一つだけの注意点。この映画はお子ちゃまには勧められない。非常にブラックなユーモアとぎりぎりのエグさを作り物めいた世界にうまく隠しているから。

それを感じられる人にだけ、良さがわかる映画だと思う。

そういう意味ではB級な映画。けしてA級にはならない、そんな映画だと思う。キッドマンはあれだけの美しさを持っていながら(途中、生まれ変わった(?)シーンのキッドマンの美しさと言ったら!!いや、本当にきれいだよねー、このヒト)それに依存しない作品選びをする人だと思っていたけれど、つくづく頭のいい、ある意味毒のある女性だと思いました。(とっても誉めてます)


アレキサンダーと違うのは、予想できるストーリー展開と水戸黄門的な王道な範囲をはずれないスタンダードさ、というところだ。

好みはあるとは思うけれど、もしかして人間はあまり変化を求めない方が安心して楽しめるのかもしれない。


というわけで、今月の一本はこの「ステップフォード・ワイフ」ってことで。





あ、関係ありませんが夫婦で見に行くのは、そのカップルの状況をよく考えてからにした方がよろしいです。老婆心ながら書き加えさせて頂きます。

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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
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■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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