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2008-07-28

今月の映画 「ダークナイト@ジャパンプレミア」



ジム・ゴードン警部補は、新たに着任した「光の騎士」ハーベイ・デント地方検事と協力しつつ、バットマンは街で起こる犯罪撲滅に成果を上げつつあった。だが、ジョーカーはバットマンに煮え湯を飲まされてきたマフィアに巧妙に取り入り、バットマンを標的に無差別殺人を繰り返すようになる。再び混乱状態に陥ったゴッサム・シティを救うためにバットマンはある決断をせざるを得なくなる・・・・・。



先に試写会を見た友人から「見終わった後味の悪い映画だった」と聞かされていた。
確かに、ハッピーエンドではない。殺人シーンの描写も人によって目を覆ってしまうだろうし、殺人の理由付けはまったくないに等しく、ただ命をとるというだけの”遊び”でしかないという事実は、改めて衝撃と怒りを感じてしまう。


しかし、それよりももっと強いのは、やりきれなさと切なさだ。


ゴッサム・シティをマフィアの間の手から救ってきたバットマン。
正義の為には自分の身も省みず市民を守ろうとする”光の騎士”デント。
暗い面も自分の中に飲み込みながら平和の為の努力を続けるゴードン。

彼らに共通するのは、自分だけの為でもなく誰かの為だけでもなく、すべての為という独自の正義感である。確かにそれは自分勝手なヒロイズムでしかないのかもしれない。
けれども、そんな彼らをあざ笑うかのように、彼らはどんどん追い詰められていくのだ。ジョーカーという犯罪を快楽としか感じられない異常者に。


そして、異常が正常になる。
人という存在の勝手さと残酷さ。そして弱さ。




「バットマンさえいなければ、こんなことにはならなかった」



良かれと思って行なった行為が、まるで何の役にも立たなかったむなしさ。延命治療に成功しても、それが新たな苦しみになってしまったかのように、愛が憎しみしか生まなかったら、それこそこの世界は地獄と化してしまわないだろうか。

バットマンの自警行為は正確には正義ではない。けれども一度は熱狂し歓迎した彼らからそんな言葉を浴びせられることは、きっとえぐられるような痛みでもあったに違いない。
本当の加害者はジョーカーであり、ゴッサムシティに巣食う犯罪者である。けれどもそれから目をふさぎ、ただ願い祈るだけの受身な人々の変わり身こそ、この街の一番醜い部分なのかもしれない。


だからこそ、光の騎士は地に堕ちていく。
そして闇の騎士は、表舞台から消えていくのだ。


続編をイメージするようなラストシーン。
ゴッサムシティの未来はどうなっていくのか、見たいような気も見たくないような気もするのは、私だけだろうか。





今回はジャパンプレミアということで、レッドカーペットから鑑賞。
桑田真澄氏や小堺一機さん、ラモス瑠偉氏やデープスペクターさんや内山理名さんなどの多彩なゲストや、バットマン役のクリスチャン・ペール、レイチェル役のマギー・ギレンホール、デント役の アーロン・エッカートやクリストファー・ノーラン監督の舞台挨拶もあり、あまりないことなので新鮮でした。(暑かったけど)











個人的には、日本人ゲストを司会者がやたらとセレブセレブと言っていたのに非常に違和感がありましたね。
ゲストじゃだめなのかな?(笑)




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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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