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2006-03-20

黒のおたべと狂言 in 丸の内オアゾ

ニッポン放送ラジオ番組「京都おしゃべり茶屋」イベントで、茂山千五郎家の新作狂言が公開されると知り(おまけに無料)、いそいそと出掛ける。
30分前に会場に着くとさすがに席は埋まっていたが、運良く立ち見の一番前に陣取ることができたv。


黒いおたべ-1  黒いおたべ-2
舞妓さんも京都から呼んだそうである。


ウクレレを弾きながら歌う歌手つじあやのさんのミニミニコンサートや落語作家の小佐田定雄氏のノリノリ大阪弁トークの後、いよいよ新作狂言「三人願い」のお披露目。基本的には京都銘菓(株)おたべの新製品「黒のおたべ」のプロモーションを兼ねている(というかほとんどCM)なので内容もそれに即したものだったけれど、わかりやすい内容にはたくさんの笑い声が上がっていた。
きちんと狂言を勉強したりしている方は眉をひそめるかも知れないけど、私はこの茂山家のこういうチャレンジ精神が凄く好きなのだ。


黒いおたべ-3
配布用黒おたべ。
竹炭入りでどこもかしこも真っ黒なお菓子。




さて、舞台の感想の方は。



落語作家である小佐田定雄氏の作。「スイーツ」だの「レベル」だの現代語をちりばめ、今風にアレンジした内容には賛否両論はあると思うが、私はこの家のこういう『わかりやすさ』が大好きだ。
日本の古典芸能である限り、芸術的な追求も美しさも必要なこと。しかし、まずはあくまで庶民の楽しみであったことを考えれば、初心者が見て簡単に理解できて笑うことができる狂言というのは理にかなっている。
お豆腐に徹してきた茂山千五郎家の真骨頂というところだろう。
場所が場所だけに、よくわからないで見てしまった人も一人や二人はいたはず。その中の一人でも、ここで笑ったのがきっかけて狂言に興味を持ってくれれば、それは素晴らしいことだと思う。


京都の(株)おたべとのコラボレーション、しかも新製品の「黒いおたべ」のプロモーションを兼ねているということを考えれば、三人の願いを聞いた時点でオチは見えたようなもの。
それでも、頭に「黒いおたべ」を付けて登場した千五郎当主は凄い。ボイボイ星人には負けるが、かなりの割り切りがなければこんなことは真面目にはできないのではなかろうか。(←褒めてます)
千五郎家だからできるある意味イロモノぎりぎりの面白さ。この家が好きな人はきっとこのチャレンジングなところが好きなんだろう。

しかし、これだけ固有名詞を連呼すると、さすがに普通の公演でかけるのは難しいのだろうな。
狂言としても(オチはCM的に作り込み過ぎにせよ)よくまとまっていただけに、少し残念な気もする。ネタを変えて宣伝的なところを削ったら結構いけるんじゃないかとも思うんだけど・・・。



ニッポン放送ラジオ番組「京都おしゃべり茶屋」イベント 『黒のおたべと狂言 in 丸の内オアゾ』

新作狂言「三人願い」 茂山千五郎 茂山七五三 茂山千三郎 茂山正邦 茂山逸平






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hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
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