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2007-01-15

新春名作狂言の会

Yahooのオークションを眺めていたら、2000円という狂言のチケットを発見。値段だけならさほど珍しくはないけど、公演の内容が凄い。東の横綱、和泉流狂言のスター野村万作&野村萬斎親子共演の「二人袴」に、”ミスター狂言”こと西の至宝茂山千作御大の十八番「素袍落」の組みあわせ。この東西王者の対決だけでも凄いのに、おまけに千三郎先生と萬斎王子のダブルトークのおまけ付きという豪華さ。
なんですかこれはっ?!

ついふらふらっとそのまま2000円を入札したら、一撃価格になっていたらしくスルーで落札してしまい。
本日の鑑賞と相成ったわけです。(苦笑)
いやま、この内容なら万難排して駆けつけますけどね。



さすが”狂言界のプリンス”野村萬斎氏の人気か、アクセスの悪い会場にも関わらずほぼ満席状態。お得意のトーク炸裂の千三郎師匠に、天然か計算か判別がつかない独特の間の萬斎氏のトーク。おまけに二人で「雪山」という小舞を一緒にその場で舞ってくれちゃうというサプライズまで!
この学芸会チックな贅沢な前フリだけで充分2000円の価値はあります。


当然東西王者の対決である二つの狂言の素晴らしさは言うに及ばず。
元々、人間国宝千作御大の「素袍落」には定評がありますが、舞台でホントに酒呑んでいるんじゃないかと疑いたくなる演技は、何度見てもため息です。


茂山家の追っかけでもある私は、能舞台のアイ以外では和泉流野村家の狂言をあまり見たことがないのはこの日記を読んでいる方なら先刻ご存じの通り。
久しぶりに拝見した万作&萬斎親子の芸は、茂山家の”笑わせてなんぼ”の柔らかさとはまた違った、いい意味での”計算の高度さ”を感じます。同じ演目を茂山家でも観ているますが、どちらかというとその場のアドリブ的な笑いを重視する茂山家に比べて(いや、充分計算してるんでしょうけど(汗))、動きのひとつひとつを笑いに昇華させるための冷静さやはりすごいものだと思いました。

なによりここん家って動きがすっごく綺麗なんですよね。


実はこの「新春名作狂言の会」は今回で十年目なんだとか。それで初演の時と同じ演目をやることになったそうです。
十年前はどんなだったのかも興味ありますが(今日の公演を見ていた人の中にはそういう方もいらっしゃるのだろうなあ)、もしかして私は狂言というものが一番いい意味で成熟した場面を見ているのかもしれないな、なんてことも考えてみたり。
とにかくこういう”東西王者対決”みたいなものは、単独公演とまた違った面白さがあるし「狂言とはこういうもの」という思いこみや偏りを避ける効果もあるような気がします。こういうコラボが家やジャンルを越えてもっと実現するといいなあ。




というわけで、週末にもまた”うっかりオークションで入札したら落札しちゃった”(汗)な狂言の公演を見に行く予定。
今度は愛する千之丞師と万作氏の対決、2600円也。ぐふふ♪




・・・・しかし、 新宿文化センターのアクセスの悪さってどうなの ??



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プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

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