--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010-07-19

マン・レイ展-知られざる創作の秘密-@新国立美術館



着物もドレスも、ジーンズも。



写真家としてのイメージがあまりにも強いマン・レイですが、
この展示会(とその前のテレビ番組で)、実は画家志望だったということを知りました。

絵も描いてたんだ~、みたいな(笑)



実際に作品を年代順に見ていくと、
確かに絵はうまい。
うまいけど、うまいだけで、なんかもうひとつ。どこかで見た感じ。

なんていうのかな、どれか一枚、ということなら選ばない。
絶対これでなくちゃ、という欲望がわかない。
そんな印象が強い。



それが写真になると、ぐんと凄みがましてくる。
あの頃の写真というのは、技術的な面も大きかったと思うのですが
独自に開発した技術もさることながら
それを含めての表現力がすごい。

ああ、これなら「自分も撮って欲しい」と殺到するのもわかる気がしました。


いろんな作品を見ていった結論は、結果的にマン・レイという人は
天才であり、見事なデザイナーであり、そして究極の”オタク”だったんだろうと思います。
自分の好奇心が頭で描く作品に手の技術では追いつかなくても、
カメラの技術を突き詰めることで追いついた、という感じかな。
器用であるが故の、不幸さというものであったのかもしれません。


面白いことに、昨日見に行った広重も器用で多才で
だからこそ成功して世に出ても、
芸術家の名称にこだわっていたところがとても似ている。
違うのは広重は晩年、名声を得て、殺げた作品を残していますが、
マン・レイの場合、同じく名声を得て、過去の作品を焼直したりしているところ。
彼の方が執着が強かった、ということなんでしょうか。
だからかな、晩年の焼き直し作品には、お家芸の写真も含めて
変なえぐみというかどこか作り物めいた雰囲気が強まっていたような気がします。



最後の最後に展示されていた、マン・レイ没後のスタジオで撮影された
最後の妻ジュリエットのはじけるような笑顔の写真がとても印象的でした。
彼女は若い頃の写真を見ると、消して美人とはいえないけれど、
どんどん美しくなってきていたのがわかります。

ああいう男性と過ごすだけでも大変そうなのに(笑)
いろいろな苦労があったことは想像にかたくありませんが、
こんな笑顔で晩年を終わることができたら、きっと幸せなのだろうな。




着物もドレスも、ジーンズも。


暑かったので、手抜きしてしじらのベージュの浴衣に白黒縞の博多半幅帯で。
蜻蛉玉の根付で涼しげに。

しじらは透けないし、さらさらしていて蒸さないので夏には大活躍ですw


新国立美術館 マン・レイ展
http://www.man-ray.com/



スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

hijiri

Author:hijiri
長年のITまみれな生活を経て、着物と煙管、和文化と美しいもの、酒と美食(B級)をこよなく愛する生活。
■日本の文化と”今”をつなぐ再実感マガジンJapaaanでライターやってます。
http://mag.japaaan.com/
■cafeglobe読者エディター、やらせて頂いてます。
http://www.cafeglobe.com/2013/06/030174cafeglobe_readers.html
■ミラーサイトはこちら http://ameblo.jp/hijiri-info

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。